4)高野山道路
高野山道路は、和歌山県伊都郡九度山町から高野町を結ぶ、延長17キロの山岳道路である。昭和35年に完成し、昭和40年には、完全舗装化されている。昭和62年には無料解放され、現在は国道に昇格、国道480号海南高野線と国道370号の2本にまたがる国道となっている。また、昭和62年に日本の道100選に選定された。
高野山は、弘法大師によって約1,200年前に開かれた、標高900メートルの真言密教の修行道場で、高野山真言宗の総本山である。平成16年7月7日に、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された。
高野山では、各所の駐車場を起点に観光することができる。まず、中の橋駐車場から、中の橋参道を20分ほど歩くと、奥の院に着く。奥の院には、弘法大師入定留身の奥之院弘法大師御廟のほか、御廟の橋、御供所、不動堂、燈籠堂、記念燈籠堂、経堂、納骨堂、水かけ地蔵などがある。
続いて、本山前駐車場から、金剛峯寺に行くことができる。金剛峯寺は、高野山真言の総本山である。金剛峯寺という名前の由来は、弘法大師が、「金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経(こんごうぶろうかくいっさいゆがゆぎきょう)」というお経のの深意に基づいて名付けたと伝えられている。拝観料は、500円である。
霊宝館駐車場は、霊宝館と檀上伽藍に近い。霊宝館は、大正10年に、有志者の寄付と金剛峯寺によって建立され、昭和36年には大宝蔵を増設、昭和59年にも、弘法大師御入定1,150年御遠忌記念事業の一環として、新収蔵庫が建立された。このあと、平成15年にも、収蔵庫が増設されている。大正10年に建てられた本館は、平成10年に登録有形文化財として指定されている。収蔵品は、国宝21件、重要文化財143件、和歌山県指定文化財件6点、重要美術品2件で、合計182件約2万8千点、未指定品を含めると5万点以上を収蔵している。拝観料は600円である。

